2007/05 

- 自咬について -
- 首輪とカラーについて -
- 茶太郎の自咬の原因? - 動画付き

↓以下、日記と記録

04/25 遅い出勤なので茶太郎と布団の中で遊んでいたら、急に怒り始めた。
たぶん他のオスの匂いの付いた毛糸のボールを持ち込んで攻撃しているのだろうと思ってみたら
自分の胸の臭腺を咬んでいるので驚いた。
ケージに戻すが攻撃をやめようとしない。
臭いに問題があるならとケージを取替えポーチも洗濯したものに取り替えるが効果はない。

悪い予感がよぎり、病院に電話して相談すると「違和感があるなら薬があるから処方しよう」ということで
念のため薬※だけ貰いに行ってそのまま仕事に出て夜帰って来てみると案の定、
噛み切って血が親指で押した跡位の範囲に出ている。
咬み疲れたのかへろへろになって心細かったのだろう、網にしがみついて待っていた。

とにかく消毒をしないといけないと思い薬局に消毒薬を買いに出たが消毒薬に迷う。
【イソジン】実績はあるが人間用では濃度が違うかも知れずうっかり使えない。
(後から分かったが、使用には問題ないがこれを使うと一層自咬する)
【マキロン】??使っていいかどうかも分からない。
(色素系の消毒薬でイソジンなどのヨウ素系とは混用不可)
【アルコール】後から舐めるのは分かっているから高濃度のエタノールが体内に入るのは肝臓に負担が大きく怖い。

腹を決めてマキロンでやってみようとする。
暴れてとてもじゃないが一人ではムリなので消毒はあきらめ、ドルバロンだけ塗りつけた。
ままが実家に帰っているのがうらめしい。
茶太も疲れているのか自咬の声は時折聞こえてくるだけになったが知らない薬を舐めているのが気になる。


※ドルバロン:動物用消炎殺菌剤

04/26 夜一度だけ薬を塗る。
布団に入れると攻撃を始める、暖かくなるとかゆくなるのか?
一日中舐めている。
時折自咬の声が聞こえる。

04/27 昼に薬を塗る。
様子は変わらない。
有難いのは食欲が落ちないこと。

04/28 明日から連休に入る。
あの時病院に行っていれば…と後悔すまいと朝から病院に連れて行く。
【傷は開口しているが化膿はしていない。】
【舐めていると傷が乾燥しないのが困る。】
次の治療として傷を塞がないといけないのでイソジンを使うようにとの事。
イソジンを使うと肌が焼かれて組織が隆起して傷がふさがる。
通常の外用イソジン、ポンピドー溶液で人間用でかまわない。
低刺激であるが患部への乗りが悪いのが欠点で、一度ぽんぽんと着けて
さらにその上にぽんぽんと二度塗りする。
これを3回位すると良い。(1日から2日程度)
傷が乾燥すると染み込みやすいので効果が上がる。
こうして組織の再生を促進する。
(イソジンを使うのは数日後になる)
飲み薬を万一の時のために処方してもらいたかったのだが、持っていれば安心かも知れないが、
安易に使ってしまいそうだから必要になってから出しましょうとの事で薬の処方はなし。
その後仕事に出て、夜帰ってきて見ると茶太は餌を食べに出ていた、元気でよかった。
少し遊ばせるとにおいが着いたのか攻撃をする。
神経質になっているようでしばらく様子を見ようと思う。
胸にプリンをつけてやったら気がまぎれておとなしくなった。

04/30 連休に入るのと茶太のこともあって、ままがうちに帰って来た。

05/01 ままと茶太を病院に連れて行き、イソジンを買って帰り塗る。


05/02 イソジンのせいか昨夜ひどく自咬したらしい、胸だけだった傷が下に向かいみぞおち近くまで達している。
このままでは腹膜に傷がついたら致命傷になってしまう、慌てて病院に行き縫合をお願いする。
飲み薬の抗生物質と消毒には粉末のフランセチン・T・パウダーを処方される。
イソジンは口の届かない部位なら効果があるのは識っているが自咬の場合は逆効果になった。
ケージから自咬する威嚇の声が聞こえるたびに急いで様子をみる。


05/03 朝みると縫合を噛み切ってさらに傷が大きくなって病院で再び縫合、
今度は糸が切れても大丈夫なように数箇所に分けて縫う。

うちに帰ってから、ままがずっと付きっきりで横になって布団に手を入れて茶太を抱いてやる。
こうしてやっていると気が紛れるのか安心するのか滅多に自咬しない。
詳細(5月3日のまま日記)

05/04 ハンズでe-カラーの材料を買ってくる。 [ e-カラーと首輪について ]
作るのは工作が出来れば簡単に作れるが調整が大変難しく、
嫌がって暴れる状態で着けるのは運が良いか悪いかに左右されるほど微妙である。
(ゆるく着けるとすぐ取れる⇔きつく着けると窒息する)

カラーは不都合も多いし、もともと幅広の首輪を着けて下に向けないようにしようと考えていたので
丁度材料もあったことだし首輪を作って装着した。
作業も試行錯誤で、とにかく精神的に非情にキツイ。
本当に運良く5回目くらいで装着に成功した。
 左が作った首輪
 (台紙のひとますは5ミリ角)

 (クリックで拡大)

 下が材料のテープ


まま、付ききり二日目。
詳細(5月4日のまま日記)
詳細(5月5日のまま日記)

05/06 まま付ききり四日目。
数時間パパも交代するが自咬しようとする回数が多い
連休も終わりままも伊豆に帰って両親の世話もしないといけない。
この際茶太も一緒に向こうに行って神奈川の霍野先生に診てもらおう、
体力のある今しかないだろう。
エキゾチックペットクリニックに電話して9日の16時の予約を取った。
さすがに電話の内容も具体的で経験を感じる。

伊豆でのケージの用意やスノコを作る。
ふだん使っているケージをドアを上にして横倒しにして使う。
今までの上下の生活から左右の平面の生活で不自由のないように床面積をかせがないといけない。
木製のスノコは必需品で爪の最先端の伸びを削ってくれて爪が掛かるのをある程度防いでくれる。
上部のアーチにあわせて100円均一で買って来たスノコ(大)を切ってあわせた。
床の部分は当然開いてしまうので床の部分に使う網を針金で留める予定だったが、
実際に使う時には茶太郎のねぐらになる肌掛け布団を突っ込んで周囲を洗濯バサミで留めて使った。
詳細(5月7日のまま日記)

05/08 ままの付ききりも六日目になったが殆ど自咬はなくなってきた。
夕方から気晴らしに食事に出かける。
詳細(5月8日のまま日記)

05/09 茶太、ままと伊豆に向かう。
三島で降りる新幹線を乗り過ごし新横浜まで出て横浜線で30分、エキゾチックペットクリニックで診てもらう。
以下診察、検査の結果。

@傷の状態
一見塞がっているようだか、傷の周りの組織が固くなっていて傷自体が塞がらない状態。
Aレントゲンの結果
骨、内蔵などに問題はない。
B血液検査の結果
抗生物質の投与の為、白血球がやや高いものの、ほぼ良好。
C血液化学検査の結果
栄養状態も問題なし。
D検便の結果
良好で虫、悪い菌もいない。餌も良く食べて、消化されている。
○総合結果と治療方針
基本的な飼育方には問題はなく傷を除けば健康である。
自咬の原因となる疾病は見当たらず、精神的な自咬症と考えられる。
まずは、傷の手術による処置、カラーの装着、自宅での治療。
傷はオープンして中の様子がどうなっているかによって、縫合処置を検討する。
1:解放創(傷を開いたままにして組織を再生させる)
2:2〜3回に分けての部分縫合
のどちらかだが、一部化膿している疑いが大きい。
手術方法は任せて欲しい。
大型カラー装着もかなり難しく状況により、どうするか判断したい。
術後は、自宅で抗生物質の投与、傷の消毒、IWとの事で、
費用や交通費の事もあるので後家族と良く話し合って、検討して下さい。との事でした。
とりあえず、パパ作成の首輪を着けたまま帰る。
病院の休みの都合などで、次は14日の処置で予約する。

料金は初診料3000円
糞便検査1000円
X線検査3800円
血液検査15000円
麻酔料3000円
抗生物質を広島に忘れてきたので、処方して頂き、1500円
消費税1365円合計28665円でした。

麻酔の事ですが、動物に麻酔を掛ける事はとてもリスクを伴います。
特に小動物は難しいそうです。
検査をするのにもじっとしていない彼等ですから、仕方ありません。
検査といえども、麻酔が必要だと言われたら、その辺りを良く理解しておかなければなりません。
フクモモが病気になった場合、病院での治療には限界が有ることや、
毎日の治療は飼い主さんの指命である事をお忘れなく。
検査後、茶太はままと新幹線で伊豆の実家に行って、
先日送っておいたパパが改造したケージにいれましたが落ち着きません。
そこで、やはり広島から送った臭臭羽毛布団の間に入れてやると、落ち着いたようで、
ままの親指を抱き枕にして、プクプク言って寝てしまいました。
長い一日でしたが、今夜は茶太郎を抱っこして寝ましょう。

病院にかかる費用についてはここに出すべきか悩んだが、
いざという時の目安になるという事(X線検査や血液検査は何度もするわけではありません)と、
何よりもこれから飼おうという人が参考にするべきだと思い載せました。
ポッコリランドとしては、昔から病院にかかって来た経験から上記の金額は適正であると思います。
(当然もっと安けりゃ言うことないんですよ、念のため)

05/11 茶太は7時頃からごそごそ起きて、お餌を食ぃちらかして、ケージをあっちこっち探検。
9時頃薬を嫌がるのをなんとか飲ませて手を離したらままの髪の毛の中にもぐりこんだのはいいけど、
何か臭う!
たっぷり、ウンチとオシッコをやられて、朝シャンするハメになった。

深夜23時頃、茶太郎はパパ首輪を外してしまいました。
さー、ここからが大変でした。
広島の病院で縫合した所をほとんど開いてしまいました。
首輪を着け直そうと何度も試みますがうまくいきません。
パパにすぐ電話して相談するも、いい方法がうかびません。
一人ではムリなのでとりあえず誰か家の人に手伝ってもらうよう言われ
母に起きてもらい、首輪をしようとしても、パパが作って持たせてくれたカラーをしようとしても、ひどく抵抗して、やらせません。
その間もパパと電話でやりとりしながら、何か良い方法は無いか話し合いながらの作業です。
パパが「てるてる坊主みたいにならないか?」とヒントをくれ、
目に飛込んできたのが、布製の15センチ四方の巾着袋です。
母が袋を広げて私が茶太郎を押し込み、首を出して母に巾着の口のヒモをゆっくり絞めてもらいました。
しかし、嫌がって首を引っ込めてしまい失敗。
何度かやり直して少しゆるめに絞めて後は洗濯バサミを使って絞め具合いを調整しました。
その後、巾着が小さかった為、母がいくつか使えそうな巾着を持ってきてくれ、
農協の貯金魚の巾着の紐を細目の物に取り替えて茶太郎を入れ替え、
やはり洗濯バサミ3個を使って絞め具合いの微調整をしました。
茶太郎もさすがに疲れたようで、おとなしくなりました。
深夜でしたが、エキゾチックペットクリニックさんに電話をしてみても留守録でしたので、
予約日ではありませんが、明日、朝一番で伺う旨を録音しておきました。
この晩は茶太郎を抱いて寝ました。
パパが電車や新幹線の時刻を調べてメールしてくれたので、翌日は5時起きです。
こういったアクシデントの時に一人だと、本当に心細く途方にくれてしまいます。

05/12 早朝、5時起きで電車と新幹線、JRを乗り継いで8時頃、エキゾチックペットクリニックに到着しました。
土曜日だったのでラッシュにぶつかる事も無く済みました。
病院のシャッターはまだ閉まっており、駐車場でしばらく待たせてもらっていると
8時半にはスタッフの方が出勤してこられ、準備前にもかかわらず、待合室に通して下さいました。
昨夜、留守番電話に状況を録音していたので状況は把握されていて、
「予約でいっぱいなので、少し待ってもらうようになる」との事でした。
予約の飼い主さんが二人来て診察されて帰えったあと10時過ぎに診て頂きました。
先生の所見:
・傷が開いた分、乾いて以前より良い状態になった。
・ただ、やはりお腹の一部が化膿しているので、そこの部分は治療してからでないと縫合出来ない。
・状態の良い胸の部分を先に縫合したい。
・カラーの装着もするが、持参したパパの作ったカラーはつかえるかどうかわからないので、こちらに任せてほしい。
・縫合方法は傷口を良く見て検討したいので、これも任せて欲しい。
・今日と明日は予約がいっぱいで、手術できるかどうかわからないが、できれば手術のキャンセルがあればその時間に、または診療終了後に手術をしたい。
・茶太郎を預かって、術後迎えに来て貰うが今日中は難しいと思うので、
茶太郎は今夜病院で預かり、明日のお迎えで考えて欲しい。お迎えについては電話にて連絡する。

との事で、茶太郎と持ってきたかじりま専科とかっぱえびせん・メイバランスも一緒に預け、
ままは伊豆の実家にかえりました。

夜、9時頃、霍野先生から連絡があり、無事に手術は終り、麻酔からも覚めたとの事でした。
縫合は傷の塞がりを良くするためと、万一自咬しても内側まで開かないように内と外の二重です。
小さな金具も着けられています。
自咬のダメージを抑えるために歯を少し削りました。
興奮を静めるための安定剤を処方することになりました。
安定剤はふらふらしてしまって事故につながる可能性もともかく、肝臓に大変負担になるそうですが
茶太はまだ若く期間を限れば耐えられるだろうとのことで使用に踏み切りました。

ただ、装着したカラーの状態やまた、カラーを外してしまった時の処置を考えて
費用がかかるが2〜3日、預からせて欲しい、との申出でした。
明日、迎えに行って伊豆につれて帰ってもカラーが外れた場合、まま一人では再装着はムリですし、
何かあった場合、複数のスタッフの方がいる方が安心です。
夜間、病院が無人になってしまうという心配はありましたが、
昨夜の事を考えるとままの家族にも迷惑をかけてしまうので、先生の申出を受けて、
2〜3日茶太郎をお願いする事にしました。
12日の晩、13日の晩、14日の晩と三晩お泊りして迎えに行くのは、15日の火曜日11時半です。

05/13 茶太郎に焼き芋ととうもろこしを買ってきた。
きっと、お腹を空かしているだろうから、早めに行ってかまぼこやとうもろこし、
ミルワームを持って行ってやろうと思う。

05/15 お昼前に迎えに行った。
診察室に通され、先に先生からお話を聞きました。
カラーを装着したが、動いて色々な所にカラーが当るたびに首の擦り傷がひどくなってしまう心配がある為、
急遽、首輪を作って装着したとの事でした。
自宅での治療は、
@お腹の傷のシリンジを使用しての洗浄。
消毒洗浄はAPアクア21水といって食塩水を特殊な電気分解したもので次亜塩素酸で消毒するらしい、
生体への刺激や影響が少ないとのこと。
A抗生物質の投与。(1〜2滴)
B首の擦り傷へのフランセチンパウダーの散布。
でした。
後は、自咬症状が再発しないよう要観察との事です。
説明の後、茶太郎が連れて来られました。プラケースに入ってやってきました。
お泊まり中も良い仔だったそうです。
途中でお餌が心もとなくなり、患者さんのうさぎさんからリンゴを少し分けて頂いたそうです。
医療用テープとガーゼでできた首輪を医療用テープで背中とお腹の毛に固定してありました。
持参したメイバランスをあげると、嬉しそうにペロペロ舐めて食欲はあるようです。
費用は次の通りです。
入院費  12000円
麻酔料  12000円
手術料  12000円
カラー    3000円
爪きり    1000円
歯カット  1000円
注射料   3000円
内服処置 1500円
消毒     3000円
内用薬   2000円
外用薬   1500円
消費税   2600円
合計    54600円

エキゾチック・ペットクリニックでは、訊ねれば治療にかかる費用はあらかじめ
これこれがいくらでと積算して大体全部でこれくらいになると案内してくれます。
金額も適性だとままは感じました。病院を利用される場合の参考にして下さい。
(とは言えかなりの金額です)
この中で爪きりは「ついで」のように見えますが、
弱った時のフクモモの爪が掛かる事故は致命傷になることがあるので必須です。
茶太郎を連れての帰宅なので、帰りは新横浜経由で新幹線の自由席で帰ってきました。

帰って来て、元のケージ&布団袋ルームに移してやると、
さっそく、かまぼこと焼き芋を食べてお水をたっぷり飲んで布団にもぐりこんでいった。
後ほど様子を見たら、藁の壺巣に居たのでメイバランスをお皿に移してやったらゴクゴク完飲しちゃいました。

しばらくの間はプラケースで飼うのがいいだろうと言うことでしたが、
やっぱり、プラケースより、ケージの方が居心地はよさそうなので、
電話で病院に相談したらケージはプラケースでなくても何ら問題はないそうです。
活発に動き回るようだと広いケージは問題だそうですが
そうでなければ首輪が引っ掛からない事に注意さえしてやれば良いとの事でした。
ただ藁巣に入られると治療の時に出すのに困るので、外しました。
寝る前に薬と洗浄をしようと思います。

さっき、茶太に首のフランゼチンパウダーとお腹の消毒、そして抗生物質の投与を済ませました。
ご褒美はメイバランスをたっぷり飲んで、布団の中で首輪を外そうとしていましたが、諦めて寝ました。
可愛そうですが、心を鬼にして治療するずらねん。今日は、茶太郎と寝るずら。

05/16 あーあ、首輪がとれた。
首輪と毛を固定していたテープが剥がれてね。
先生が作ってくれた首輪はゆるゆるだから、固定テープが外れると、装着しても、簡単にはずせちゃうからね。
おばあちゃんがテーピング用のテープを持っていたので、
コットンで厚みをだして首輪を作って、どうにか装着した。
時間もかかったから、胸の縫合を一つはずしてたけど、中の縫合は無事だと思う。
もう、これくらいの事じゃ、へこたれないよ。
詳細(まま日記5月17日)

05/17 今朝も10時過ぎにパウダーと洗浄と抗生物質を投与した。
昨夜、エキゾチックさんに昨日のことを先方の電話に留守録しておいたので連絡があり、
経過を報告して自作の首輪を作って装着させて落ち着いた旨を伝えておいた。
お昼にペットシーツを交換して、お餌とお水を入れ替えて、プリンを少しあげたら
プリンをしっかり食べて、また布団にもぐって寝た。

05/18 治療の度に、首輪が外れると困るので治療方法を変えました。
まず、すごく嫌がる抗生物質の投与は、最初に少しのメイバランスに混ぜて飲ませました。
大成功。
次に、パウダーはキャップを外して準備しておき、メイバランスを舐めている間に
首輪の後ろの隙間からプップッと吹き込み大成功。
最後はお腹の傷の洗浄。
こればっかりは捕まえないとできないので、シリンジに洗浄液を準備しておき
ゲストタオルで捕まえてチュ〜!でっかいウンチをしている間に終了♪
首輪を持つことなくすみました。
月曜日まで、この調子で頑張ね。

05/19 ままがNew首輪を作る。
詳細はまま日記5月19日だけどこの説明じゃ分かりづらいだろうね。
オプサイト* フレキシフィックスについては↓
http://wound.smith-nephew.com/jp/node.asp?NodeId=2817


05/21 午前中、エキゾチックペットクリニックへ2度目の縫合予定で行って来ました。

霍野先生は、茶太郎を素手でむんずと捕まえてお腹を上にして傷を見て
「いいねぇー、傷が盛りあがって良くなっているねぇー、洗浄処置をしましょう。」
との事で、太目のシリンジに注射針2本位の太さで「への字」に曲がっていて、
先に2mm位の球状の四方へ散布できる注入口が付いた器具をお腹の傷口に入れて、
何度も「APアクア21」で洗浄してくれました。
ちなみち、ままは、朝晩、10mlのシリンジ1本分しか洗浄していませんでしたからちょびっと反省。

先生の所見:茶太郎の傷の具合
・洗浄がうまくいっており、お腹の傷が塞がり始めている様子。
・縫合するより、このまま組織が盛り上がって塞がってくれるようにしたい。
・縫合すると場所がお腹なので首輪では口が届いてしまう可能性があり、
その場合糸が気になって噛む心配がある。
・このまま、洗浄で傷が治れば、それに越した事はないのではないか。
・自咬症状も今はないので、自咬が再発しないと良いが・・・
・首の擦り傷は乾いてきており、いい状況。

今後の処置:
・このまま、お腹の洗浄と首へのフランセチン-T-パウダー、抗生物質の投与を2週間、続けて様子を見る。
・5月31日に裾野市のパル動物病院に霍野先生が来院されるので、その時に診察をする。
パル動物病院の予約を取るようにとの事。

ままから先生へ:
お腹の傷が塞がり始めている為、シリンジの先を傷口へ挿入させる事が難しくなってきたので留置針か何か、傷内部へ洗浄水が届くような用具を出して頂けないか、お願いし、留置針を3本頂きました。

本日の費用
・再診料1500円
・処置料1500円(洗浄処置)
・カテーテル600円
・フランセチン-T-パウダー1500円
・消費税255円
合計 5355円
でした。

05/22 昨夜、茶太郎は病院でいっぱい洗浄してもらったから抗生物質と、パウダーだけにしてあげたよ。
しかし、良く食べるやっちゃ。
夕方、かじりま専科を半分、細かくして、メイバランスに浸したやつをぺろっと食べて
いつものお餌をたっぷり入れて寝たのに、今朝みたら半分強食ってやんの(;o;)
そいでもって、只今、爆睡中!

まま、オリジナルプロテクターを作る。
詳細はまま日記5月22日だけど
工作を文字だけで伝えるのはとても難しいね。

05/27 洗浄するのに傷が塞がって留置針のポリの針先も入らなくなったので、
洗浄はもういいかと思って聞いたらやっぱり、消毒は傷の上からもしてくださいって。

05/31 治療終了!!
静岡県裾野市にある「パル動物病院」に午後行って診てもらいました。
今日は、月に一度エキゾチックペットクリニックの霍野先生が来院されてエキゾチックの診療日です。
先生も驚くほどの回復振りでびっくりしていました。
お腹に残っていた金具を外してもらい、胸に残っている縫合の糸は自然に溶けてなくなってしまうタイプのものなのでそのままにしておく事になりました。
「治療終了っ!!」と霍野先生が満面の笑みでおっしゃった時は、ままも涙がこぼれそうな位嬉しくて
「やったね!茶太郎よかったねぇー!!」とついつい大きな声になってしまいました。
自咬症状は治まっていますが、再発の懸念は多少あります。
茶太郎にはお嫁さんを迎えてあげようかと考えている事を話すと、
「場合によっては、かえって逆効果になる事もあるので、慎重にやってね。」とアドバイスを頂きました。
会計を待つ間に茶太郎には大大好物のタラ珍をあげました。
病院から帰って、メープル蒸しパンをちょっと多めに上げたらペロリと平らげて、
リンゴと焼き芋も食べていました。
母が来て抱っこさせると、たっぷりんこんウンチをままの手にしてくれました。(臭っさぁ〜〜)
今は、布団のねぐらで爆睡中です。

治療で、首に擦り傷が出来てしまいましたが、既にカサブタ状になっています。
背中の毛が抜けてしまったり首の後ろが禿げてしまいましたが、
血液検査の結果が良好だったので、タンパク質を多めに与えてゆっくり治していこうと思います。

皆様、応援、励まし 本当にありがとうございました。
一時はどうなることかと不安な日々もありましたが、本日無事治療をおえる事ができました。
エキゾチックペットクリニックの霍野院長先生、スタッフの皆さん、パル動物病院の皆さん、広島のナルト先生 本当にありがとうございました。


この治療日記が本日で終了となるよう、もうしばらくは茶太郎の様子を今まで通り見守っていこうと思います。




これで傷は治ったが肝心の自咬はどうなっているのか?
ひと月後の現在(6月25日)、自咬の症状はなくなっている。
プロテクターや首輪もはずして普通の生活に戻したが、横倒しにしたケージはまだそのままで
立てて元の状態に戻すとまた自咬が始まるのではと怖くてそのままにしている。
みんなと離れて伊豆でままと暮らし、お嫁さんのクロも頂いて(まだ一緒にはできないけどね)
今までとはほとんど違う他の者の匂いもなく声もない世界だから自咬が収まっているのか?
再び一緒に暮らすようになれば再発するかも知れない…。
飼い主にも獣医にも解らない、再発しないことを祈るしかないのか?

もうひとつ。
私が言うのもなんだが、茶太郎がここまで来たのはままのお陰で本当に女性の愛情には頭が下がる。
それに向こう見ずな性格で臆せずとにかくやってしまう。
それに両親の世話で伊豆に生活の場所が移っていたという偶然。

いままでたくさんの飼っている人とお話をしてきたが、
ひとりで飼っている人も多く、その環境で自咬が起こったら本当に怖い。





2007/06/25
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