首輪とe-カラーについて
e-カラー(エリザベスカラー):
ペットの自咬を防ぐために鼻先まで覆うように首に取り付けるコーン状の襟というか筒。
e-=Elizabeth=エリザベス
カラー=collar=襟
e-カラー
茶太郎が自咬を始めてからカラーの必要を感じて、
確かどこかにカラーの作り方のページがあった事を思い出して検索すると有難いことにまだネット上にあった。
http://www.suzsugargliders.com/ecollar.htm
著作権の問題があるかもしれないけど必要なところを抜き出したのがこちらです。
書いてある通りこれは緊急の方法ですぐに獣医に相談しないといけません。
これをやろうとする時には<<必ず取り付けた後で30分以上鼻の色を観察していてください>>
もし鼻の色が紫に変われば絞めすぎで酸欠を起こしていますから緩めないといけません。
端を留めるテープには折り返しをしておいてすぐに剥せるようにしておきます。
上記のサイトにある型紙(テンプレート)
ですがあまりに寸法がとりにくいので
図にしてみました。
クリックすると大きくなります。
実際にはその仔の大きさに合わせて
切り詰めることになると思います。
首を締め付けないよう緩めに作って、毛にくっつくテープなどで固定したほうが現実的で、
首に擦り傷をつくらずにすむかもしれません。
材質はプラ板では硬くて割れてしまうおそれがあるので
ポリプロピレンなどの柔らかい材料が向いているようです。
余談ですが、嫌がってカラーをはずそうとして両手で首の所をもって上に押し上げる仕草は人間そっくりです。
- 緊急時に -
思いつきで恐縮ですが、紙コップやポリのカップが使えるのではないかと思います。
コップの底にカッターで「*」のように切れ込みを入れて真ん中の尖った部分を切り取って角をなくして
頭からかぶせれば簡単には頭が抜けないはずです。
これは茶太郎が伊豆で夜中に首輪をはずした時にやったのですが、
巾着袋に入れて首を出してヒモを調整しながら絞めていくという方法です。
獣医にかかるまでの時間稼ぎにはなります。
- カラーの問題点 -
自咬を防ぐという効果からみると仕方のないものかもしれません。
まず食事です、フクロモモンガは餌を手で持って食べますがカラーが邪魔してムリです。
餌は小さく切ってひとくち大にして食べさせてやらないといけません。
(馴れるとひとりで食べられるようになるかも知れません)
グルーミング(毛繕い)ができません。
不潔になる部位は人間が世話をしてやらないといけないでしょう。
フクモモに取り付けるときは首輪より大きいので調整が楽です。
首輪
茶太郎の場合、自咬をするのは胸でしたからお腹辺りまで口が届かないようにする方法として
幅広の首輪をつけてあごが引けなくすれば防げるのじゃないかと考えました。
当然しっぽの自咬では役に立ちません。
これなら餌も口元に持ってくることもできるだろうしある程度の毛繕いも可能です。
欠点は、つくる時に大きさを暴れる相手の現物あわせでしないといけません。
取り付けるのが大変難しく調整も困難でした。
思い返すと運が良かったのだろうと思います。
これも先生が作ったように緩めにしておいて毛にテープで留めるほうが現実的でしょう。
- 首輪の問題点 -
私が作ったものは材料も手に入りにくし加工取り付けも難しいものでした。
ままが作ったように(まま日記参照 その作り方)
硬めの幅広粘着テープを使って作るほうが簡単ですが、
ままの紹介した、「オプサイト フレキシフィックス」という商品は
何かの拍子に病院で使いかけを貰ったものでかなり高価なものです。
代わりになるテープは他にもあると思います。
作り方は図がなくて解りにくいので必要であればメール下さい。
こちらのほうが首に擦り傷ができることも少ないと思います。
プロテクター
カラーにするか首輪にするかという時点から、胸を硬いもので覆う方法を考えていました。
一枚もので硬くてしかも柔らかい胸に装着できるものというテーマはままが実現しました。
実物を見ていないので解りませんが写真の様子から効果はあるように感じます。
ままが作ったプロテクター
作り方(まま日記)
この作り方も図がなく解りにくいので
必要ならメール下さい。
ペットボトルを小さく切って板にして
テープで貼りあわせ、
ある程度柔軟性を持たせているはずです。
このように首に取り付ける手段さえわかれば
応用で色々なものが考えられると思います。
気をつけないといけないのは
棲んでいるケージの中で引っかからない、
あちこち当って
首に擦り傷ができないようにする事です。
これらはあくまで参考ですが、
くれぐれも事故のない様に考えて下さい。
2007/06/28