文平の病気
肝臓の障害・黄疸
フクモモとアガリクス

2005/06


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6月1日
黒いうんちが出た。
ずっと回復基調だったが少し体調が落ちている感じがする。(高原期なら良いが)
アガリクスを嫌がってなかなか飲まない。
無理にやっているが定量飲んでいるかどうかわからない。
6月2日
夕方病院に連れていく。
バスや電車のせいか鼻に血の気がない。

触診でみぞおちのぐりぐりは胆のうで、左脇腹のは脾臓だろうと言う事だった。
(先生は既にうちの子を2匹解剖しているので所見には信頼がある)
リンパの可能性もあるが、腫れていることについては
回復して来ている様子だからとりあえず心配ないだろう。

このままの薬(ハイビタとアガリクス)を続ける。
太らないのは筋肉が着かないと無理、内臓を太らせるのは問題あり。
筋肉に効果のあるコエンザイムを加えても大丈夫だろう。

毛は立っているし毛並みは病気には見えない。(具合が悪いと毛が寝てしまう)
「健康に見える」と、10年飼ってる人に言っても仕方ないけどね(苦笑い)。
黄色いのは黄疸の色素が沈着するのである程度は仕方ない。

ひとつ、心配だった事を聞いてみた。
『薬で延命の効果まで行かなくても、良い死に方をする。』と言われるが
(状態が良くなって苦しまずに死んでいくという)
文平にもそういう心配があった。
しかし、その場合は回復して数日中に起こることが多く、
文平は一月近くいい状態なので安定期にあり心配ない、との事。

かなり安心した。
6月3日
体重85g
アガリクスをすごく嫌がるようになった。
ストレスが心配。
昔調べた方法に拠りしばらくキノコをやめた方がいいかも。
6月4日
リンゴたくさん食べる。
6月5日
しばらく薬を止めてみる。(後日付記:これは失敗だったようだ)
父親の癌で健康食品について調べた事があって、
きつい薬など2週を1クールとして飲む時期飲まない時期をくり返すように
効果が芳しくない場合しばらく間を開けて次の最初には大量に服用するというのをどこかで見た。
とりあえず一週間くらい開けてみようと思う。
6月6日
体重89g
オシッコの色は少しだけ黄色。
餌が痛むので朝に入れ替える。
一日2回になった。
良く食べる。
ミックスジュースを飲みながら餌に応用できないか考える。
6月7日
体重89g
良く食べるが太らない。
夜、焼肉用のロースをひと欠けずつ皆にやる。
6月8日
夜12時前ケージの天井にぶら下がっている。
調子が悪い。
効くかどうかハイビタをやる、とりあえずこれしか方法がない。
ウインナーにも興味を示さないが、こ一時間すると唾は舐めに来る。
落ち着かない様子。

2時過ぎママが見ると出てきて唾を舐めた。
ケージに戻すと餌をつついた。
6月9日
あまり元気はないものの普通に戻ったが、
体重は84gに落ちる。
普通に餌も食べている。
今日は薬はやっていない。
6月10日
朝ハイビタをやる。
文平84g。
薬がないとダメなのか?

夜餌をやるときにママが作っている餌を見るとリンゴがてんこ盛りになっている。
電子天秤で量るとリンゴだけで23g、これにライチ一個10g、合わせて30g。
もちろん全部食べてしまうわけではないが体重は増えない。
確かにリンゴは水分ばかりでだし
そのせいか文平は水をあまり飲まない。

その点10歳のモモリは水を良く飲む、長寿の秘訣かも?
6月13日
文平にはここ数日一日1〜2回ハイビタをやっている。
調子は普通そうだが、活力はない。

今日からアガリクスを再び始める。
午後アガリクスを3さじ口に含んで嫌がるけどやる。
薬だと思って我慢している様子が分かる。

これは非常に情緒的な話で裏づけできないが…。
今まで何匹も嫌がる治療をしてきたが余り馴れていない仔でも治療されている事を感じている。
普通なら飛んで逃げていってしまう嫌な薬や消毒も我慢して受けている様子が分かる。
もっとも、こちらもどうしてもしなくてはならないと言う気合が入っているが。

フクモモにも不安感があるのが分かる。
文平は小さい頃から布団には遊びに来るが一緒に寝ることはない。
事故があると取り返しがつかないので有難い事だったが、
こんな事になって、とても調子の悪い時は私の首の横や頭の後ろの枕の上で寝ていたりする。
今までに逝った仔達もみんな最期は人を頼った。

先日、私がひどい立ちくらみ(これには訳があるんだけど)になった時
文平が出てきて心配そうにしていたように、信頼感もあるようだ。

こんな事を書くとせっかくの記録の信頼性が揺らぐが、
「そんな事が…」と言われる向きや先生方には絶対そんな事はないという証明をして頂きたい。
研究には膨大なお金と時間がかかり、それによって名誉と地位とお金の見返りがないと
残念ながら人間と言う生き物は取り掛かりません。
6月15日
体重92g。
昨日はエンシュアを少し舐めてほとんど餌をたべていなかったが、昨夜は普通に食べている。
やはりハイビタの効果が大きいように感じる。
お腹が張っているのが目立つが、それ以外は全く健康に見える
オシッコの色もたいして悪くない。
きのうからアガリクスも一日2回にしたが嫌がり様がひどい。
6月16日
91gお腹の張りが目立つ。
元気もそこそこで餌も普通に食べている。
リンゴは最近食べ飽きてきたのか食べる量が減ってきた。
無理やりアガリクスとハイビタを続ける。

ママと病院へ行く。
腹水を心配したが硬いから腹水ではない。
触診によると、
内臓を包んでいる大網(たいもう)が硬くなっているのではないか?
(たいもう(大網);内臓を包んでいる腸間膜、体網、=腹膜の部分。)
リンパの影響で硬くなった可能性もある。
上腹部にのみある大網が硬くなって内臓を押し下げお腹が出たのでは?
腸や膀胱が下がっている、解剖したので良く分かる。
肝臓脾臓腎臓は正常にみえる。

アガリクスを止めたのでβグルカンがなくなり免疫力の低下が起こって
リンパに影響が出たかもしれない。

1日2日ならまだしも
ハイビタで機能維持、アガリクスで免疫力の向上を図っているので止めるメリットはない。
文平の場合、薬で維持されていると考える。

と、かなり厳しいお話だった。
6月17日
朝、今日からアガリクスも注射器でやる。
夜もおなじく。

これまでアガリクスは口に含んでやってきたが、
嫌がるしストレスになるので注射器にした。
見ての通り注射器でも大変な嫌がりようだが時間が短くてすむし、
量も確実である。
6月18日
90g変らず。
6月19日
89g
まだ元気がいまひとつない。
他の連中は皆キノコ入りのヨーグルトは全部食べるが文平だけ全く食べない。

夜、遊ばせると久しぶりに上のエアコンの方に登る。
爪を切っているので少し心配がある。
暑くなってきたのか布団じゃなく青いセーターの方に入るようになった。

青いセーター

飼い始めた頃からの年代物のセーター。
すそを折り返してクリップで止めて袋状にしてある。
着ふるしたセーターを6枚干して?ある。
部屋で遊んだ後は必ずこの中に入って寝ていたが、
具合の悪くなった文平はここまで上がるのが辛いのか
折り返したパパの布団で寝るようになっていた。

そういう意味では、元気になったのかも知れない。
6月20日
86g
余り餌を食べていない、リンゴだけ。
エンシュアをお昼にやって少し飲んでいる。

ここのところ外に出してくれと言う事がない。
見た目だけは(お腹が出ている以外)全く健康そうに見えるのだが。
6月21日
89g
朝出そうと見るとドアのところに居る。
昨夜書いたのが聞こえたか?
しかし居るだけで活発ではない。

夜というか昨夜もそうだったが部屋の中で遊んで上に行くようになった。
今夜見て久しぶりの光景だった。
当然そんなに活発な動きではないが嬉しい。
しかし、季節的なものかも知れない。
6月22日
朝、87g
普通にしている。
夜、89g
ミルワームを食べるが10匹程度か?
味覚が変わったのかリンゴだけは食べる。

朝までには20余りのミルワームを全部食べていた。
6月23日
休みで昼に一人で薬をやる。
全部混ぜてみると0.05ccになり
一度に口に入れるのは肺に入りそうで怖いから2回に分けた。
正解で一回目は殆んどこぼした。

あとでデンと小梅を遊ばせたが元気のいい二匹を触ると
文平の元気のなさが瞭然とする。
6月24日
あさ、90g
昨日の夜、アガリクスの新しいのを出す。
乾燥剤を買ってきて入れたので今朝は湿気ていない。
アガリクスは猛烈に湿気を吸ってカチカチに固まる。
と言うか顆粒にした餅が固まった感じ。
伝衛門の薬も再開する。
デンの方が最近黄色い。
6月25日
文平89g。
最近皆、枝豆鞘つきを良く食べる、なぜ?
一度豆を潰したら食べるようになった。
89gデンデン。
枝豆を食べる文平。
ウチの連中は今まで全く枝豆は食べなかった。
先日ままが工夫して豆をたたいて潰してやると良く食べ、
それ以来気に入ったようだ。
しかし不思議な事に鞘から出した豆だけやると食べない。
鞘に入っていないとダメということは鞘の塩分を目当てにしている可能性があるが
それなら豆まで食べないだろうし、良く分からない。

6月26日
89g
普通に元気に見える。
デンも薬を再開して鼻の色が良くなった。
6月27日
夜、87g
様子変わらず。
6月28日
朝、餌を食べていた途中だったのか外に出せと言う。
出してやるとマーキングをするので少し安心した。
普通どおり薬をやる。
86g
夜、88g
ケージの左下の隅で丸くなっている。
具合が悪いのかと心配するが、彼らは時々こういうことをする。
6月29日
朝、88g
昨夜はずっとケージの下の隅で寝ていた様子。
確かに餌にも水にも近いけど。
夜、88g。
ずっとケージの下にいる。
確かにお腹の張りは引かない。
5日間薬をやめたのを悔やむ。
遊びに出してもいつもと違う場所にいる。
普通どおりに薬をやるがこれでいいのか心配する。
6月30日
今朝も下にいる、綿を敷いてやったので居心地が良くなったのか?
後ろ足の毛繕いの回転速度が遅い。
一時期回復した頃は普通に近い状態に戻っていたがお腹が張って邪魔になっている感じもするが遅い。
アガリクス6/23に新しいのを出したので
24〜29の6日間で2g、文とデンにやった。
1匹6日間で1g、一日1/6g≒0.15g
フクモモの一日量0.03gの約5倍をやっている。
しかし文平の場合溶かした容器にどうしても残るので割り引かないといけない。
最近の薬のやり方
1:ナチュラルウオーター(カルキ臭さを嫌って)
2:メープルシロップ(瓶のままでは扱いにくいので入れ替えた)
3:ハイビタドロップス
4:アガリクス(シリカゲル入りのタッパで湿気を防がないといけない)
5:注射器と画材屋で買ってきたパレット
パレットに薬を入れる
右から
アガリクス6さじ (水5〜6滴で溶く)
ハイビタ     (メープルシロップを水で薄めて3滴加える)
メープルシロップ(ハイビタの嫌な味をマスキングと言ってもその効果は??)
       (見えにくい。アガリクスを溶きメープルシロップを薄める)

パレットは使った後でお湯で流すと簡単にきれいになるので便利。
容器が多いと面倒です。
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