餌について


餌は一日一回夜やっています。
沢山やれば好きなだけ食べて太ってデブになり運動しなくなります。
でも、永年飼ってみて150gを越えたくらいなら太っている仔の方が安心です。
痩せていると万一病気の時には麻酔もかけられず、できる治療もできなくなります。

うちではずっとこのパターンが基本で、量の見極めはいまだに出来ません。
この位やっています。

餌には24%のタンパク質が必要だとよく言われますが、
先生によって「全く必要ない」という意見から、「全くないのはまずいだろう」、
さらに「50%」までさまざまです。
年齢と共にたんぱく質はそれほど必要では無くなってくると思います。
加齢すると必要以上のタンパク質やカルシウムは病気の原因になるのではないかと考えています。
自然界で暮らす彼らが摂取するタンパク質は限られているはずです。
長寿11歳まで生きたモモリは肉類は昔からあまり食べませんでした。
(水を良くのむ仔でした)

同じケージでの多頭飼育の場合は生餌の餌入れを頭数分用意したほうが良いでしょう。
多頭飼育の場合、ケージの中で順位の優劣ができるようです。
食べる速度も順位が上の個体が好きな餌を独占してしまうと、好き嫌いの原因にもなります。
ミルワームや好物の餌は均等に与えるように、箸などを使って直接与えるのが良いでしょう。

いつもの餌

左から、

ぶどう(大粒が人気)
焼き芋(まとめてオーブンで焼いて冷凍保存)
りんご (ふじ・サンふじが好き)
なし   (幸水・豊水種)
手前はかまぼこ

上から
冷凍ブルーベリー・茹で卵・ヤクルト
冷凍ライチ・みかん・チーズ・豚ロース薄切り肉
柿・バターロールパン・冷凍マンゴー・ 冷凍枝豆

★茹で卵(黄身は柔らめが好き)
その他・季節のくだもの・鶏肉・かぼちゃ・
ミックスベジタブル・小動物用ペットミルクなど
左のホイルが一匹分です。

なし・りんご・柿など:小さめのサイコロの大きさに。
(タネには毒があるので取り除きます)
焼き芋:直径4cm位、厚さ8mmを1/4を2個
みかん:1/2房  鶏もも肉:子指先大2かけ
ぶどう :(写真なし)
デラウェアは3粒・巨峰・ピオーネは1/4
かまぼこ:5mmスライスの1/2
豆腐:厚さ7mm・幅2cm位
冷凍枝豆は解凍してサヤから豆を取り出して
やっているとそのうちサヤから自分で出して
食べるようになった。
離乳の仔には薄皮をむいて二つに割って与える。 
ドライフードと生餌は別々の器で入れてやります。
 
ドライフードは減れば足しながら、やっています。
かじりま専科は二つに割って与えます。
3日〜5日したらミルワームの餌にして、
新しい物と取り換えます。
多頭飼育で餌入れの洗浄が大変なので
こうして与えます。
<クリックで拡大>
金属イオンは怖いので紙カップに替えました。
カップは9号サイズです。
3〜4日は餌入れを洗わずに済みます。
餌入れはケージのお掃除の日に洗剤で
漬け置き洗いします。
 
リス・ハムの主食


うちではなかなか食べませんが、
入れておくと少し食べることがあります。

栄養バランスが良いようです。

かじりま専科

カロリー・脂肪分が少し高いので、3日に1度、
一匹に1本をおやつに与えています。
消臭効果を高めたいのなら半分を1日1回、
1週間〜2週間続けます。
その後、3日に一度に切り替えます。
アリメペット

腸内菌を整えるのに与えます。
2〜3粒をドライフードと一緒に入れておきます。
ウンチの様子を見て量を調整します。
薬ではないのでやりすぎの心配は少ないようです。
けっこう食べます。
ハムのまんま

栄養バライイスが良いので毎日やるけど人気なし。
             
お水

お水を良く飲むモモリは長寿でした。オシッコも良くします。
何年か前にピピリが排尿困難になった時、澤先生から軟水で弱酸性の「ナチュラルウォーター」を
勧められました。
運良く広島には「白竜水」と言うPHが6.5硬度22のナチュラルウォーターがありました。
★「ミネラルウォーター」は「ナチュラルミネラルウォーター」とは違います。
ミルワーム

離乳後、ひと月くらいで試して見てください。

買ってきたミルワームは栄養を付けて
良く太らせてから与えましょう。
ヤングには1週間に一度、
1匹に20匹程をお箸で与えています。
馴れれば手から食べます。(間違えて噛まれます)
アダルトになったら、2週間〜1月に一度、
20匹程度が良いでしょう。
買ってきたら、少し大きめの容器にオガクズごと移し、
ザルなどでフタをします。

 
ミルワームの飼いかた

毎日出る生餌のカスや「主食」「かじりま専科」の
食べ残しを餌として与え、食パンの耳なども与えます。
★注意
お米やお菓子に湧く「メイガ」(蛾)が湧き易いので
使い古しのストッキングなどですっぽり飼育ケースを
覆って侵入を防止しましょう。
幼虫はポリエチレンやビニールなどを食い破って
出てきます。一度、湧いてしまったら駆除が難しい
ので、ミルワームごと捨てましょう。

< タダで増やそうミルワーム計画 >

白内障の予防や毛艶が心配な時は…
             

「カゴメ100野菜 キャロットジュース」そのままでは飲まないので「はちみつ」や「メープルシロップ」を
1〜2滴加えて、よくまぜます。
「はちみつ」は抗菌作用に優れているので純度の高いはちみつは室温保存でもカビたり腐ったりしません。
常温保存の方が溶け易いです。
余談ですがその他の餌も食べないようなら、メープルシロップやはちみつを混ぜたり、
1〜2日漬け込んだりして甘味をプラスして与えると食べ易くなります。
毛並み・毛艶が良くない時はコオロギ(生餌or缶詰)が良いと言われます。
その他にもタンパク質の補給にプロテインゼリーなどを栄養補助食品として与えます。

危険な食べ物
チョコレート(カカオ) テオブロミン中毒で死亡する可能性があります。
当然ココアにも含まれ、コーラやお茶にも含まれます。
たまねぎ・ねぎ類 アリルプロピルジスルファイドといわれる成分が赤血球を壊し、
溶血性貧血や肝機能障害を引き起こし死に至る可能性あり。
たまねぎ・ねぎ自体が含まれるものもともかく、
ナベ物の煮汁も危険です。

ニラ、ニンニクも同様です。
バラ科さくら属のタネ 青酸配糖体アミグダリンを含み青酸中毒を起こす。
果肉は大丈夫です。
杏・すもも・梅・サクランボ・桃・ゆすらうめ・梨・西洋梨・りんごなどです。
アーモンドもその中に入るはずですが、毒のあるものと無いものがあり
毒性のものは日本では輸入が禁止されているようです、がご用心。
杏仁豆腐やゼリーがありますが杏仁霜ではなくアーモンドエッセンスを
使ったものはセーフかもしれませんが、これもご用心。
(仁 :杏・桃や梅・サクランボの固い種の中の胚芽部分)


樹木自体に毒性があるものもありケージの中の枝などにも注意が必要です。
牛乳
(加工品のチーズ・
ヨーグルトは可)
乳糖(ラクトース)を消化できないフクモモに牛乳をやると
下痢を起こすことがあるそうです。
人間でも牛乳を飲んでお腹が痛くなる人がいますよね。

他にも白内障の原因になるとも…根拠のない話ではないようです。  
砂糖
(蔗糖:スクロース)
蔗糖=ブドウ糖+果糖
これも消化できないということです。
転化糖はブドウ糖と果糖の混合物ですからOKです。
アルコール 肝臓に大きい負担を与え肝炎を起こします。
その他ヤバそうな物 やらないに越したことはありません、
具合が悪くなってもまず診てくれる獣医がいません。
- その他、たまのおやつに... -

煮干はオシッコが臭くなるみたいです。
ウインナー・ソーセージ・ベーコン:喜んで食べますがあまりやらないほうが。
コーンは皮付きのまま塩なしで茹でて。
牛肉の赤身・他脂身の少ない肉 これは喜びます(ピンクマウスの事を想えば楽勝?)
たら珍味・ひまわりの種などは塩分・脂肪が多いのでやり過ぎに注意しましょう。

兄弟たちの好物
うちから里子に出た仔達の兄弟はそれぞれの環境で異なった餌の好みがあるようです。
レタスの好きな リュウ (レタスは繊維が強くてやらないほうがいいという意見があります)
煮干の好きな モンキー
味噌汁のお豆腐を手ですくって食べる ももちゃん
にんじん好きな子もいます。好き嫌いにはかなり個体差があるようです。

偏らないよう注意して与えましょう。

 

- 餌入れのお手入れ -
単独飼育で、お世話に手が掛からないのであれば紙カップは使わずに餌容器を2〜3個用意して
餌を直接入れて毎日洗って良く乾かしてから使う事をお勧めします。
ポッコリランドの様に多頭飼育で餌容器が複数必要な場合は、掃除の日に回収して浸け置き洗いをします。
時間があれば日光消毒を2〜3時間程度します。
ペット専用の洗い桶や洗い籠容器入れを決めておくと便利です。
餌を切ったりするまな板やナイフもペット専用のものを決めておきましょう。
人間の調理用のまな板や包丁は有害な玉葱などを調理するので区別しておく事をお勧めします。
ペット用の調理器具もたまに日光消毒を2〜3時間程度する事をお勧めします。
- 給水器のお手入れ -
給水器は人間の赤ちゃんの哺乳ビン用洗浄剤で週に一度くらいは洗います。
時間があれば餌容器同様、日光消毒を2〜3時間程度します。
細かな傷が付き易いので、1〜2年で新しいものと取り替えます。

- 餌の保管 -
リンゴ・梨・柿などのフルーツは、縦半分に切って必要量を毎日使うのため
100円ショップの「キッチンポリ袋」に分けて入れて餌専用ケースに入れ冷蔵庫で保管します。
ぶどう・焼き芋・かまぼこ・チーズなども同様です。
ぽり袋は中身がなくなれば新しい袋に交換し、
今まで使っていた袋はリンゴや梨の皮や芯などの残飯入れにします。
冷凍枝豆はジプロックなどに2〜3日分を移し、冷蔵室で解凍しています。
時間が無い時は一回分をこのまま電子レンジでチン!して使います。
                                                  
「リス・ハムの主食」や「ハムのまんま」「ひまわりの種」などの乾燥餌は
箱や袋がかさ張り、中身の減り具合がわかりにくいので、良く乾かした500mmのぺットボトルに移します。
ペットボトルの上のほうを切り取ってジョウゴを作ると口のサイズが一緒なので案外ラクに移せます。
「かじりま専科」は以前は食品密閉容器に入れていましたが
今はお土産で頂いたお菓子の缶を利用しています。

乾燥餌の保存にはシリカゲルが便利です。お菓子やのりなどの食品に付いていた物を使うのも良いですし
薬局などで市販されているモノを使うのも便利です。

生餌にしても、乾燥餌にしてもペット用の保管場所を決めて、
なるべく私達の食品と混在しないように心掛けています。

★ポッコリランドの餌は「まま日記」でも紹介しています。
「まぜまぜお餌」や「調理お餌」など、参考にしてみて下さい。★
(カレンダーの下から「餌」で検索するとたくさんでてきます)

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2007/07