ひとみさんのモンちゃんの事 (排泄困難に拠る死亡) 2002/06/30
千葉のひとみさんが飼っていたモンちゃんが、お星様になりました。
うららさんのモコちゃんに続いての事で、何とも言葉もありません。
越谷の病院まで連れていきましたが、残念な事になりました。
ひとみさんから「今後のためにも是非私の体験を参考してください。」と、
貴重な体験をメールにまとめて頂いたものを少し編集して、他に電話で伺った事等も書き加えてページを作りました。
モンちゃんは3ヶ月前にペットショップから買って来ましたが、
ショップの人はハムスター用フードとミルワームだけ遣れば良いと言ったと言う事です。
モンは 普通の子よりもともと体が1回り小さかったということと、 とても、おとなしい子でした。
これは、モン以外のモモンガを見て初めて思ったことです。
私はモンは生まれつき体が弱かったのかもしれないと 思っています。
毛の色もとても薄かった。
ですから、すべてのモモンガがというわけではなく、 モコチャンと同様、生まれながら何か障害をもっていたのかもしれません。
(ひとみさんより)
6月28日
夜帰ってきてモンと遊んでいるとおなかがやたら膨らんでいることに気づきました。
でも、餌を良く食べていたので人間でいう便秘かな、と思い、たいして気に留めませんでした。元気も普通にあったと思います。
でも今思うと、やたらそわそわしていた気がします。
巣に戻しても、お気に入りの寝床に入っても出てきたりしていました。
そして、初めて自分から籠から出てきてうろうろしてました。
今考えると、体調が良くなかったからだと思います。
6月29日
朝は普通に餌をほしがりました。
でも家に帰ってきたら(夜1時ごろ)すでにぐったりしていて自分の足で体を支えることがむずかしくなっていました。
ペニスの周りがぬれていました。
でも私も指を噛む元気があったのを覚えています。
水やりんご酢をあげたのですがいやがって飲んでくれませんでした。
夜中だったので動きようがなくお医者様に電話をしたのですが、砂糖水でも
いいからあたえて、後は体力を奪わせないようにとのことだったので、いつもの籠に戻しました。
6月30日
朝起きたら既に瀕死状態でした。体温も低下し、脱水症状を起こしていました。
慌てて病院に連れて行き、点滴、レントゲン検査をしてもらいました。
その結果、尿がたまっているといわれました。
注射器でおなかの中にたまっているものをとりました。体重75g中10gもありました。
一時的に回復し 目もぱっちりあくようになりました。
私は慌てて病院にいったのでお金も十分に持ってなく、
家に帰ることにしました。(9時30〜10時30分ころです。)
家に帰りモンが心配だったので、病院に電話したところ、かなり悪い状態で後もって数時間ということでした。
すぐに病院に向かったのですが、一足遅く息を引き取っていました。
(3時半ごろに病院に着いたのですが、息を引き取ったのは3時10分ごろだと思います。)
お医者様の話では、点滴とおなかの中の尿をとった後は比較的元気で
ご飯も食べようとしていた、との事。しかし、次第に状態が急変したということです。
尿はしていたのですが、腎臓が機能していなかったようで、毒素が体に回ってしまっていたかもというはなしでした。
異物ができてしまったというのはレントゲン結果からも考えにくいということですが、
なにしろ小さいのでわからないとのことでした。
尿検査の結果ですがブドウ糖が多かったということと、血尿も少しありました。
(でもお医者様が診るにきれいな尿なので本当に血尿かはわからない、なにかに反応して出て
しまっているかもしれない、との話でした。)
また、腎臓できれいになってない状態の尿であるともいわれました。
原因としてあげられるかわからないのですが、私の飼育で私自身が思ったことを書きます。
1、水をミネラルウォーターをあげてしまっていたこと
2、遊んであげる時間が少なかったかもしれません(1から2時間)
3、甘いものをあげすぎたかもしれません(果物中心で砂糖の入った物はやっていません)
4、私自身喫煙者なので窓をあけたり、換気扇を回していましたが、けして大丈夫だと思いません
(モンの近くでは吸っていませんが、今一番後悔しています。)
5、ペットショップで私が購入する前は、相性のいいツガイで飼われていたのですが、私が購入したときは 既に1匹でした。
私の解釈ですが多分うちのモンは腎臓が悪く尿をきれいにすることができず、更に、
尿道が何かが原因で詰まってしまっていたのだと思います。
最初から体が弱かったのか、私の飼育に問題があったのかはわかりません。
H14.6.30 モン(生後約10ヶ月)
ポッコリランド 追記
糖尿病の疑いがあると言われたそうですが、確かに腎臓の機能が悪くなるのは糖尿病の特徴のひとつです。
しかし生後10ヶ月で糖尿になるのでしょうか?
しかし、ミルワームは、リンが多いのが良くないようです。
ミネラルウォーターは調べてみると、カルシウムなどのミネラル分が多い硬水のミネラルウォーターと、
ナチュラルウォーターと言う軟水のものがありました。
人間の赤ちゃんのミルクを作るのには軟水、産婦には硬水というふうに使い分けがあるようです。
人間の場合のカルシウムとリンの関係を調べてみると、
http://www2.health.ne.jp/library/0300/w0306044.html より
カルシウムはリン灰石〔ヒドロキシアパタイト:Ca10(PO4)OH2〕の形で人体を支える骨をはじめ、
歯などの硬組織を形作っています。つまり、骨や歯を形成していくためには、カルシウムだけでなく、リンも大切な無機質なのです。
カルシウムやリンなどのミネラル類は、体内で合成されないため外部より摂取しなければなりません。
カルシウム/リン比は1:1が望ましいと考えられています。カルシウムの1人1日当たりの目標摂取量は約600mgなので、
リンの目標摂取量も600mgになります。
しかし、最近ではリンが加工食品やインスタント食品に広く用いられていることから、リンの過剰摂取が指摘されています。
リンの1日摂取量が2000mgを超えるとカルシウムの摂取が追い付けず、副甲状せんの機能が高進してしまう外、
腎臓にも負担がかかります。
と言う記事がありました。