2005/06/14
ポッコリランドでも、まだ目の開いていないベビーを授乳した経験はありません。 初めての事ですが見たり聞いたりした事から以下のようにしました。 1:体温を下げないために35℃以上に保温する。 2:袋の中を再現するために湿度を上げられるだけ上げる。 3:授乳は3時間おきにする。 (授乳は鳴いて求めればするが、温度や湿度が下がっても鳴くことがあると感じる) ベビーを確認したら、育児放棄を考えて緊急時にあわてないように準備だけはしておく事をお勧めします。 |
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- 準備したもの - ・移動ケージまたはプラケース ・ペットシーツ ・綿(わた:ハムのすやすやベッド) ★脱脂綿は水分を吸収するので避ける★ ・使い捨てカイロ ・ペットミルク(森永ワンラックペットミルクSP) ・ミネラル水(水道水のカルキ臭を嫌ってみた) (お急ぎの時は80度位のお湯を用意) ・ケージカバー ・あと、あれば温度湿度計 (湿度計はなくても温度計は欲しい) |
- 手順 1 - まず、使い捨てカイロをパッケージ袋から取り出し 温めておく。 ペットシーツの約半分にミネラル水(緊急時なら 水道水でOK)を充分染み込ませる。 急いでいる時は80度位のお湯を使う。 |
− 手順 2 - ペットシーツの濡れていない面を合わせるように 二つ折りにし、濡らした面をケースの底にあて、 シーツの裏面(ビニールコーティング面)を内側にし、 セットする。 |
− 手順 3 − 上からティッシュペーパーを丸めて敷き、 空気の層を作る。 |
− 手順 4 − 暖めておいた使い捨てカイロをその上に載せる。 |
−手順 5− 使い捨てカイロの上にもティッシュペーパーを丸めて敷き 空気の層を作る。 |
− 手順 6 − 吸収性が低い天然綿を用意しておく。 ティッシュペーパーの上に天然綿を軽く乗せるように 敷く。(脱脂綿だとペットシーツの湿気を吸ってしまい、 体温低下の原因になるので、綿実油を微量含んだ 天然綿を使用) |
− 出来上がり - 綿が少ない場合は、ティッシュペーパーで隙間を 埋め、乾湿時計をセットする。 隙間がない場合でもティッシュペーパーの臭いに 慣れさせる為、2〜3枚は入れておく。 乾湿時計の温度・湿度は目安です。 実際のベビー付近の温度は30℃〜35℃前後、 湿度は70%〜90%が望ましいと思います。 |
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ベビーの様子を見ながら、下記のチェックも… ・カイロの取替え 時々、使い捨てカイロの温度をチェックし、温度が下がっていたら、新しいカイロを追加するか、 入れ替える。逆に入れ過ぎにも注意。一時間もすると入れた当初よりかなり熱くなっています。 ・仕事の間に授乳ができるか。(家族にお願いできない場合) この時期の授乳間隔は、2〜3時間おきですが、 お仕事場や学校にベビーを連れて行く事が可能かどうか、良く検討して下さい。 無理な場合は仕事や授業の合間に授乳が可能なら、仕事場・学校の近くで預かって下さる方を、 それも無理な場合は、一日または一定の期間、預かって授乳して下さる方を探すなどの検討が 必要になってきます。 ・どのくらいでペットシーツを取り替えるか? お使いになるペットシーツの保水力にもよりますが、一日半〜2日に1回程度で良いと思います。 ・湿度の重要性 通常ならベビーは母モモの育児嚢(袋)で大半の時間を過ごします。 この中は母モモが出す体温と体湿で非常に高い湿度を保っているでしょう。 まだ未発達なベビーはこの体温と湿気で体温維持や皮膚を守っでいると考えます。 他の哺乳類ならまだ、羊水に守られた母親の胎内にいる時期ですから 高湿度が必要なのは当然と言えるでしょう。 ・上からカバーを掛ける時の通気性の確保。 光の刺激を既に感知しますから、ケージカバーは必要です。但し、掛け方に注意が必要です。 通気の確保を考えて、通気穴を必要以上に塞がないように配慮して下さい。 |
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