ポッコリ30号日記   (2001年)


                                 1月


  16日  チビッコを親から離そうとしてもう一週間。この大寒波では保温が大変なので、取り敢えずHPに紹介するのと

        トトリとモモリの紹介を兼ねて画像をアップしました。


  17日  ただ画が出るだけではどうにも面白くないので、パロディに仕立てて親近感を出してみました。


  22日  とうとう決行。ままが翌日休みなのでチビッコを親から離しました。女の子です。

       ミルワームでトトリとモモリ(両親)を釣ってポーチから離し、その隙にチビッコの入ったポーチを籠から出しました。

       目が開いた頃いつも離していますが、その頃はタヌキのような顔をしています。

       2週間たっているだけあって、もうすっかりモモンガの顔です。

       この度は、おとなしい子です。殆どが「精一杯」威嚇しますが全く威嚇しません。 

       ミルクをやるとすぐに飲みました。しかしスポイド1本分です。(これより小さい子でも5本近く飲みます。)

       尻尾は黒く白内障の心配は無いようです。

       考察1: おとなしい

           ポーチを変えていない(親の匂いがそのまま)。しかしいつもそうなのでこの子は性格がおとなしいようです。

           手の匂いには抵抗が無かったようですが、ティッシュの匂いには少し威嚇してきました。

       考察2: ミルクをすぐに飲んでスポイド1本分

           ミルクをすぐに飲んだのはこの子の性格によると思われます。(大抵その日は飲みません。)

           スポイド1本なのは、母親の乳がスポイド5本分も一度に出るとは考えにくいので、

           少しずつ何度にも分けて飲んでいたのでしょう。

           (後日、3時間おきのミルクにすると、やはり5本くらいの量を飲みます。)

       考察3: 白内障

           ポッコリ29号だけが白内障気味で生まれてきました。最初知らないのでアルビノかもと喜んでいたら大間違い。

           29号は体毛の黒い部分が少なく、特に尻尾はグレーのままで黒くありません。

           最初に気がつくのは、黒い瞳の中に白い虹彩が明るさによって大きさを変えることです。

           健康な子は、瞳は黒で虹彩は見えません。

           調べてみると尻尾が真っ白の白内障の個体もいます。

           アルビノの写真も見ましたが、白兎と全く同じで、全身真っ白で目が赤です。

           皆さんくれぐれもお間違えの無い様に。


  23日  離して夜が明けて、ずうっと鳴き続ける。籠を動かしてもミルクをやろうとしても、とにかく鳴きました。

       ポーチの中に手を入れていると、しばらくして泣き止みます。「ギリギリ」威嚇鳴きしたり、「ウィジュ、ウィジュ」と甘え鳴きをしたりの

       繰り返しです。この日は休みで、一日中世話をしました。


  24日  あまりの臭さにポーチを代えました。これでは仕事に連れて行けません。

       リュックの中に移動ケージを入れて自転車で出勤。ミルクをやる時に怒ります。話しかけると私の息の匂いに興奮したようです。

       もっと早い時期に離していると、すぐに馴れるのですが…。

       今日は、慣れていない場所や人の匂いばかりで、一日中震えていました。

       帰宅して、コタツの上に移動ケージを置いて家事をしていると、淋しくなって「ウィジュ、ウィジュ」鳴いて私を呼びます。

       寝かしつけてまた家事を始めると、30分位でまた鳴きます。キッチンから「ママは忙しいから良い仔してね。」と話し掛けます。


  25日   もっと早く離している仔なら、ポーチに手を入れっぱなしで添い寝をするのは2日間です。

       でも、仔のはまだ、私の匂いに馴れていないので、今晩もがんばって添い寝します。寝る前にポーチに向かって鼻息をちょっと強く

       拭きかけたけど怒りません。でも口で拭きかけると案の定、奥の方で「ギリギリ」いいながら、私の掌に潜り込んできました。

       これを今晩は何回か繰り返して寝ている間に口臭にも馴れてもらうとしましょう。


    26日  ミルクを飲み終わると逃げる様にポーチの中に逃げ込みます。ちょっとセーターに捕まらせると、襟の下に逃げ込みました。

       早く離した仔は仔の頃になると遊びを覚えて、髪の毛にジャレ付いたり、背中の方へ冒険にいったりするのですが、まだ、臆病者です。

       ポーチに戻して中に手を入れると軽くカミカミをしてきました。ジャレ付きのカミカミです。さっそく「かじりま専科」を1/3割って手に持って

       ポーチの中で与えました。最初は持つことができません。でも一生懸命抱えて食べ様とします。早く離した仔は、まだ歯がしっかりと生え

       ていないので、舐めて柔らかくしてから食べる期間が5日程あります。でもこの仔はすこし舐めてすぐに齧りはじめました。

       ミルクを4時間置きにしました。


  27日  ホカロンが熱かったのか、二重にしたポーチの間の上の方にいました。移動ケージをテーブルの上に置くとその音に反応して起きた

       らしく、手を入れると奥から出てきて手の上で大きく伸びをしながら大あくび!!小さな歯がニョキッっと顔を出しました。

       昨晩から、ミルクを飲ませてポーチに入れて寝かし付けたら移動ケージにポーチごと移して布をかぶせて枕元に置いて寝ています。

       今晩は、明け方、ケージをカジカジしている音で目が覚めました。ケージの中で遊んでいるようです。出して何時もの様にオシッコと

       ウンチをさせて戻すと、朝までしっかり寝てくれました。


  28日  もう、離乳をさせなくてはいけません。今日はりんごを(サンフジ)を2切れ入れてやりました。ペロペロして、すぐにカジカジと食べ始め

       ました。1/4位食べて辞めてしまいましたが。翌朝には綺麗に食べてありました。

       ミルクを6時間置きにしました。ミルクの後、頬ずりしてもムチョムチョしても鳴かなくなりました。ムチャ可愛い!!

       離乳を始めたので、ウンチもしっかりして一本状から分割で出て来るようになりました。


  29日  アルミカップに人参と「ハムの主食」を入れて与えました。アルミカップに驚く様子もなく、近づいて来て匂いを嗅いでいまが、お気に

       召さないよう。それでも、「ハムの主食」の緑色を少し齧りました。

       甘え鳴きの「ウィジュ、ウィジュ」もしなくなりました。ちょびっと寂しい。

             夕方撮影した画を加えて、HPにアップするページを作りました。体重33g


  30日  昨夜、食パンに「カゴメキャロット100」をしみ込ませて置いたところ、朝にはすっかり食べてありました。

             夜遅く、決定版をアップしました。


 

2月


   6日  体重39g。普通の餌が食べられるようになり、ポーチの周りに出歩くようになりました。

        小さいケージの中で、元気いっぱいです。


  16日  体重43g。

        里親の奥村さんにお渡ししました。

        元気でね!ポッコリ30号!



< 決定版で30号を見る >  < HOME >  < 目次 >