モモリの経過詳細
2006/05/01
シッポの怪我発見。
シッポの半ば辺り2センチくらい赤剥けになり
左右半分づつ乾いている部分とジクジクしている部分がある。
手持ちのイソジンで消毒。
 
05/06
念のためイソジンと抗生物質をもらってくる予定が
こちらの方が良いと抗生物質入りの塗り薬を貰って夜塗る。
この薬が引き金の可能性はなくはない。
傷を放っておくと血栓が出来るから気をつけないといけないとの話をする。
  
05/07
15時頃モモリのケージからした音でままが見ると、
後ろ向きにモモリが倒れて弱っているのでビックリして病院に電話すると
日曜で午後休診にもかかわらず
運良く先生がいたのですぐに連れて行って診てもらう。

ただの怪我かと思っていたのが自咬症の可能性があり
骨の近くまで傷がいっているとの事
塗り薬ではなく肉を盛り上げる作用のあるキチンやカルシウムなどから出来た粉末の薬をもらう。
エリザベスカラーは無理なので包帯をする事にする。
まず、粉末を振り掛ける、余分は振り落とす。
ガーゼを巻く
その上から絹のような粘着テープを巻くか
注射の後の綿を貼り付ける紙のテープを巻くかということだったが
紙のテープは噛んで食べた時が恐いと言う事で絹のテープにする。
その上から緑色の伸縮性の自分で張り付くテープを巻くということだったが
これは目が粗くていかにも爪に掛かりそうなのでやめた。

点滴をしてもらって少し回復したが、
うちに帰ってからも弱っていくばかりで「もうだめだろう」と話しながらも
回復させるには糖分が一番と言う事でポカリを舐めさせようとするが舐めない、
いつも良く飲んでいる水なら!と
モモリの給水器を持ってきて手で絞ってやってみると少しだけ舐めた。
夜半にはすっかり弱ってしまって手足をやっと少しだけ動かせるくらいになってしまい
鼻の色もだんだん白くなっていよいよかと覚悟したが、
それでも少しだけは水は舐めるのでやっていると、
なんだかちょっと落ち着いて寝ているような感じになった。
ままがずっと布団の中でポーチとホカロンを使い、手の中で体温が落ちないように暖め続けた。
一時間おきくらいで水を飲ませてやる。
 
05/08
朝方にはポカリも少し舐めたりして、飲み方も少し力強くなってきた。
人間用の流動食(メイバランス)も少し舐めたりして峠を越したようだ。
これもままがずっとポーチの中で手に包んでホカロンとで保温し続け
先生が言われたように脱水症状を起こさせず、オシッコで体の中の悪いものを
出すようにとのアドバイスのお蔭です。
その通り、お尻から下はおしっこでべちゃべちゃになっている。

しかし…、モモリももう11歳を越える歳ですから簡単な話では済まなかった。
どうやら脳障害で倒れたようで首から左半身が思うように動かない様子で身動きが取れない。
首は左下を向いたままで左の手足は動くけど自由になっていなく
恐らく前に行こうと思っているのが同じ場所で左回りに廻っているだけ。
少しは元気は出てきたけどまだまだ予断を許さない。
これは前日の話どおり脳血栓の症状のようだ。

首は下を向いたままで水を飲ませるのも頭を支えてやらないと無理な状態。

午後先生に電話、やっぱりそれがでたか、との返答。
動物用の血栓の薬はないそう。
ベタログの血管が拡がる作用に期待してやってみようとのこと。
その薬のリスクを訊ねると、それなりに当然あるとのことだがこのままではしかたがない。
日を空けないと使えない薬できのうの今日では使えない。

夜、好きなヨーグルトを舐められるようになる。
水槽とヒーターを買って来て寝床を入れて休ませるよう工夫するがうまくいかない。
 
05/09
病院でベタログ注射
少し動けるようになっていたが注射後ほんの少し右に向かう動きがでた。
半径15センチくらいの円で左に回るくらいが出来るようになった。
首も少し持ち上がる感じになる。
夜、餌にも興味を示すがまだ食べられない。
 
05/10
朝、真っ直ぐに近い状態で少し歩くことが出来る。
が、ほんの10数センチ。
自然の回復力に期待はしていたが、このまま凌いでいけばかなり回復するのではないかと思う。


自分で動いてメイバランスを舐めに行くことが出来るがポーチに戻る事が出来ない。
その間10数センチの距離。
 
05/11
病院でベタログの日
しかし見ると左足がパンパンに腫れている。
腫れが引く薬を注射して貰って帰る。
腫れについては原因不明。
左手はかなり自由に動くように感じるが
左足は突っ張って殆んど動かない。
かかとの辺りに傷があるように見えケージかどこかに引っ掛けたのかもしれない
まさか自咬?
当然動きは良くならない。
嫌な予感がする。

夜になってしきりにメイバランスのところに出てきて飲もうとして難儀して落ち着かない。
充分に飲ませてやって落ち着かせる。
飲むだけの口の動きなどの様子は健康な状態と同じで良く飲むが、
だだ体が言うことをきかない。
気を抜くと顔が左をむいてしまう様子。
ポーチに戻ろうにも顔が上がらないので下にもぐり込んでしまう。
ちょっとした出っ張りにもつかえて身動きが取れなくなる。
 
05/12
23時前モモリ逝く
後で見たが左足はボールのようにパンパンに腫れている。
プクプク言って休んでいるように見えたが悪魔は確実に忍び寄っていた。

倒れてからの5日間、今まで可愛がってもらえなかったのを取り戻すかのように
ままにべったり介抱してもらって安心したのだろうか。

シッポの怪我にもっと早く気付いていたら、
薬をもらいに行く時、一緒に連れて行って診てもらっていたらとか
後悔してもしきれない。

 
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