うんちとおしっこで健康管理 2007/07
■ おしっこ
●色:
- 健康な場合は透明です。食生活や運動量によって、多少色が付く場合がありますが、薄い黄色程度なら問題はないと考えています。
- 結石などができ、膀胱や尿道を傷つけて出血を伴ったた場合は、赤い藻のようなものが混じったり、ピンクっぽい色になります。
- 黄疸になると、黄色が濃くなります。進行するとオレンジに近い色になります。ペットシーツに色が付くのでわかります。
- また、病気によっては濁ったようになる事があるそうです。
●量・回数:
- これは個体差があります。日頃から健康な状態の時の1回の量やペットシーツに残っているシミの数などを数えて目安にするとよいでしょう。
ポッコリランドでは、「シーシーシー」と鳴きながらおしっこをしたりうんちをすると注意して観察します。
この「シーシーシー」は力んでいる鳴き声です。おしっこを力まないと排泄出来ない状態です。
食べたものによって一時的に力む事もあります。
しかし「シーシーシー」と排泄のたびに鳴くようであれば、排泄困難の可能性を疑って下さい。
うんちが出ないよりおしっこが出ないほうが緊急です。
●匂い:
- 食べたもの、健康状態によって臭いが変わります。
「魚の煮干」などを与えると臭いがきつくなります。
また、病気になったり薬を投与しているとやはり臭いが強くなる事があります。
ケージの掃除、ペットシーツ交換などの際に、いつもと違う匂いを感じたら注意して観察してみる必要があります。
●おしっこの観察:
- ケージ環境によってはおしっこの異常をみつけるのは難しい場合があります。
爪の引っかかりを気にしながらもポッコリランドがペットシーツを使う理由はここにあります。
ペットシーツだとおしっこやうんちの異常に早く気がつく事ができます。
藁やウッドチップ、新聞紙などでは色や量、臭いに気付きにくいからです。
ペットシーツに限らず、排泄物のチェックが容易な床材を工夫してみて下さい。
■ うんち
●色:
- うんちも食べたものや個体差で色々な色になります。
肉系のタンパク質を摂れば、黒っぽく、ヨーグルトなど乳酸菌系のタンパク質を摂れば白っぽく、
スイカを食べると赤っぽいウンチをする事もあります。
胡瓜などの野菜を食べる仔では、緑のウンチが出たというお話もあります。
ポッコリランドの通常のお餌状態での色は黄土色から茶色です。
人間とほとんど同様ですから、黒い便が続くようなら腸内の出血の可能性、
血が混じるなら総排泄孔近くでの出血を疑いましょう。
●量・回数:
- これもおしっこ同様、個体差があります。前回に与えた餌の食べた量によっても変わります。
日頃から健康な状態の時の1回の量や1日の数などを数えて目安にするとよいでしょう。
おしっこ同様、「シーシーシー」と鳴きながらウンチをするのは注意しないといけません。
「シーシーシー」は力んでいる鳴き声で、便秘の可能性があります。
おしっこ同様、食べたものによって一時的に力む事もあります。
しかし「シーシーシー」と排便の度に鳴くようであれば、便秘の可能性を疑って下さい。
●臭い:
- 同様に食べたもの、健康状態によって臭いが変わります。
また、病気になったり、薬を投与していると やはり臭いが強くなる事があります。
前回に与えた餌の食べた量、色や柔らかさなどと合わせて、判断する必要があります。
病気にもよるのでしょうが、病気が進行すると体全体から異臭がします。
一刻も早く病院に連れて行ってください。
●柔らかさ、固さ:
- 食べた餌によっても変わります、人間同様健康な糞は形がしっかり残り、弾力が感じられます。
形はしっかりしているが、固そうな糞は肉系のタンパク質が多い場合に良くみられます。
逆に、下痢をしていると形は残らず、水分が多く、ビチャッとした便です。
便秘の場合は、細くて黒っぽかったり、小さくて丸っこい場合があります。
便に異常がある場合は寄生虫の心配もありますから、ショップからお迎えしたばかりの個体などは
ストレスの可能性が大きいにしても他のペットに感染させないように注意も必要です。
おしっこやうんちの異常に気が付いたら、状況をよく観察してかかりつけの病院に電話で相談してみましょう。
検査が必要な場合は、個体を連れて行った方が良いかオシッコや糞だけを持っていけばよいかなどの指示を受けて下さい。
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