の飼い方


【1】 ケージ                                        

ペットショップに沢山のケージを売っていますが、置く場所に問題が無いなら、         

出来るだけ大きな物をお勧めしますが、掃除が大変です。

それと掴まる所のない水槽式は向かないと思います。                      

ウチでは右の写真のホーエイのものを使っています。しかしこれでもまだまだ小さい様です。

中で網を伝ってグルグル回って運動します。

下の写真は両親のモモンガのケージです。出来ればこの位の大きさがあればと思います。

これは多分インコ用の大型ケージだと思いますが、

コーティングが施してあり錆にくく、上のメッキタイプではオスの巣はすぐ錆びてきます。

しかし、掃除や世話が難しく大変です。扉の縦開きは使いにくいように思います。

脱走するので洗濯バサミで止めています。

扉が2〜3箇所(最低でも12cm角の横開き)以上あると、

掃除をしたり餌をやったりするのに便利です。

チューブやはしごなどの遊び道具がゴテゴテと多い物も向かないと思います。

付属品で回し車が付いている物がありますが、

小さいようですし最初からはずしてしまいました。

上部に藁巣を置く為の仕切りのある物が良いでしょう。

巣の出入り口の前はある程度の平坦な広さがあると、お互いに便利です。

離乳期のベビーにはハムスターやモルモット用の高さの低い(30cm〜40cm)の

格子が横筋で登り安く、落下によるケガの心配が少ないケージをお勧めします。

この頃、袋の外の世界に好奇心をくすぐられて、時々ケージをのぼったり、止まり木

を伝い歩きして、盛んに体を動かして遊びます。しがみ付き易い横筋格子は、

体が小さく、筋力のまだ未発達なベビーの運動の手助けをしてくれるようです。

 

 他に準備する物

保温性のある布袋   ねぐら 体全体が包まれていると安心するようです。

    (フェレット用の物でも可)            (テニスボールの缶に靴下を突っ込んだ物)
            

 

 

  ペットヒーター

(オリジナルの袋)
    
 藁の丸巣 御休み処 夏は涼しいのでここで暮らす。

ヒーター  肌寒く感じる頃になったら、必ず付けてやります。気候の変化など注意して早めに設置。

       今年(2000年)は思ったより早く涼しくなったので、9月下旬に夜間だけ付けました。

       巣の真下につけると暑い様です。(詳しくはヒーターのつけ方をご覧下さい。)

      移動に便利のように思うが、実は殆ど網につかまっている。爪を削る役目です。

       (直径3〜4cm)長さはケージの高さによってカットする。 

ペットシート  オシッコやウンチをキャッチしたり、飛散防止に。防寒にといろいろ便利。

         ケージの写真のように夏は背面に冬は側面にも洗濯バサミで止めます。

     (高分子吸収剤がシート状の物がお勧め。かじるので粉末状の物は向きません)

古新聞     ペットシートの下に敷いてゴミ処理ラクラク

給水器     言わずとしれた水のみ

保温・遮光用の布カバー    保温・遮光はもちろん、ストレス防止にも。

      厚手の生地の冬用と薄手の生地の夏用の2種類を用意しましょう。

洗濯はさみ      すごく便利。シートや古新聞を止めたり、扉の鍵代りにも。

餌入れ(洗い易い物)     100円ショップの陶器製の灰皿が便利。

アルミホイルカップ    餌の交換に便利。餌入れ洗いが3日に一度でOK。

            

木片    餌を食べたり排泄したりする所。シートで包むといいよ。

       横15〜20cm・縦8〜10cm・高さ4〜5cm

100番の耐水紙やすり    爪とぎに(オーストラリアのサイトで見たけど今のところ効果は?)

                  枝に巻きつけて入れておきます。

 

 ケージ内の掃除

毎日  餌の取り替え前に、食べかすをティッシュペーパーで取り除きましょう。

ペットシートの取り替え       1匹だったら、5日に1回

 個体差があります。            2匹だったら、3日に1回 燃えるゴミ回収日の前日などがいいでしょう。

 清潔にする事はもちろんですが     下に敷いてあるペットシートと古新聞を交換します。

 臭いを残す事もお忘れなく        木片に巻いてあるシートは裏返して、両面使ったら交換します。

ケージ  3週間から1ヶ月に1度、家庭用洗剤で洗います。臭いが気にならなければ水洗いだけでもOKですが

      洗浄後は必ず日光消毒をしましょう。洗剤を使った場合でも同じです。

      梅雨や夏場のジメツク季節には、「オスバン液」(消毒用液体)を1000倍に薄めた物をスプレーしてから

      家庭用洗剤で洗浄すると、より一層清潔になります。

餌入れ  アルミホイルカップを使えば3日に一度、洗剤で洗う程度でいいでしょう。使わないのであれば、毎日洗って下さい。

       一ヶ月に一度、薄いキッチンハイターに浸すか、日光消毒をお勧めします。

給水器  毎日、新鮮なお水に取り替えてあげるのがベストですが、

       夏場なら 2日に1回

       冬場なら 3日に1回でも大丈夫です。

       但し、液漏れして空になっている場合があるので飲み音などを聞いて注意してチェックしましょう。

       週に一度はキッチン洗剤で容器を洗いましょう。

   注意  給水器には、水以外の物(ジュースなど)は絶対に入れない様にしましょう。雑菌繁殖の元です。   

藁巣  3ヶ月に1回、新しい物を日光消毒して交換します。付属の固定具に交換した日をマーカーで書いておくと

     便利です。頻繁に変えると自分の匂いが付いていないので落ち着きません。ストレスの元です。

布袋  3週間に1度、アクロンなどの洗剤で手洗います。この時、洗剤の量はごく少量です。

     洗う前に裏返して中のゴミや糞をよくはたいて落としておきましょう。

     干す時は、裏返したままで、素材によっては陰干しですが、出来れば消毒の意味で半日陰干がいいでしょう。

その他 オモチャや遊び道具も時々、拭いたり、日光欲させてダニや雑菌の繁殖を防止しましょう。

     アルコール消毒剤は除菌には非常に効果的ですが、完全にアルコール分を飛ばさないと不安です。     


目次
【1】ケージ 【2】食べ物(餌) 【3】飼育のアドバイス 【4】授乳編 【5】慣らすポイント 【6】遊ばせる TOPページへ