2006/01/16



いきなりだけど、なぜかでんは鼻を噛むのが好きだった?
他の仔は顔に来ると必ず唾を舐めようとするのに「でん」だけは私の鼻にかじりつく。
出すと必ず鼻に登って来て5〜6回鼻を噛んで「今日はこのくらいにしといてやる」という感じで遊びに出かける。
ままにはしないからパパの鼻に恨みがあるようだ。

でんは気のいい仔だった。
小梅に餌を取られて怒っても「まあしょうがないか」って感じだった。
少々間抜けなところもあってよく笑わせてくれた。
小梅とお見合いをさせていた頃、小梅を見失ってはシュィ〜と呼んでいたねえ。

むかし、夜中にベランダに脱走したことがあったね。
そんなに寒い時期じゃなかったと思うけど、パパがポッコリランドを書いている隣の部屋のガラス戸の外で
じっと部屋の方を向いて待っていたっけ。

しかしたっぷりマーキングしてくれたなあ。
オシッコはたらたら垂れ流してのマーキング材料だからかなわない、
お蔭で息子の茶太郎がそっくりに垂れ流しなのは喜ぶべきか悲しむべきか?
猛烈に臭かったりするのはでんの遺伝子だね。

でんが生まれた時すでに里親さんが決まっていたのだが
(当時知り合いから飼いたいからとベビー数匹が予約待ちになっていた)
可愛いので、まげてうちで飼うことにした。
デンドリウスと冗談で思いついたがそれじゃあ馴染みにくいので伝衛門と名づけた。
その伝衛門がトトリとモモリの血を伝えてくれて「伝」という名に因縁を感じざるをえない。

98年の10月の生まれだから7歳と半年近くの生涯でした。
良性の腫瘍以外には悪いところはなかったから、それさえなければもう数年の寿命があったはず。
言っても仕方がないけど、フクモモの寿命ってどのくらいなんだろう?

年賀状を見ると里子にはまだまだ元気な仔がいるからほっとするけど
これでポッコリランドの中にトトリとモモリの仔がいなくなった。
その意味でもすっかりがっかりしてしまった。

ねえ、でんでん。




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