でんでんの死因について
解剖の所見
2006/01/16



でんでん(伝衛門)の病気は膵臓の腫瘍だった。
それは良性の腫瘍であったがとんでもない大きさになっていた。

【剖見】
膵臓に発生した腫瘍が直径3センチくらいの球形になり
これが周りの組織に負担をかけ、何らかのきっかけで腸内に向かって大出血を惹き起こし失血死した。
腸管は血液でいっぱいになり黒い腸詰のようになっていた。
膵臓の機能は正常かはともかく働いていて、膵臓の異状による低血糖等の症状はなかった。
膵臓自体は元々細長く小さい器官である。

膵臓以外の器官は全く正常で黄疸を起こした肝臓も辺縁(エッジ)が見えて健康だし、
胆嚢もその大きさや形がはっきりしていて問題なく、膵臓の腫瘍が直接の原因であった。

腫瘍の原因についてはなんとも言えなく、加齢によるものかも不明。


以上のようなお話で今回も普段の生活で何を気をつけていけばいいか、という具体的な話にはならなかった。
以前起こしていた黄疸は治っていて黄色に見えたのは色素の沈着によるものと思われる。
(但し個体によって色が違うので一概に言えない)
肝臓の疾患だとばかり考えていたので肝臓の治療にSAM-eを使う予定だった。
S−アデノシルーLメチオニンという成分で過剰な摂取にも問題なく、
肝臓が悪くなっていくどの段階にも安全であるということだった。

幸い、ままが作るハイビタとアガリクスとメイバランスのゼリーが気に入ってよく食べるので
むりやり薬をやるより精神的に健康だろうと考えてSAM-eはこの年明けに試そうと考えていた。

7年と半年という寿命がはたしてフクロモモンガの適正なそして後悔しなくていい寿命なのか分からない。
アメリカのサイトなどでフクモモのライフサイクル(寿命)は…と大威張りで書いてあるが
それを頭から信じるのはお目出度いと思う。

文平も7年半で体調をくずし、その後一年間薬漬けにしてしまった。
その例から考えると色々な事が頭をよぎるが
デンと神様が人間側のストレスを省いてくれたのかもしれない。


フクモモの病気を発見する手段は現在少ないがある。
しかし見つかった病気の治療をどうするかは今後の課題であるし
お金にならないことに対して誰が取り組んでいくか?ということだが
残念な事に必ず別れが訪れる。
そうしてみると普段からの接し方がどうかということになるが…、
これがなかなかむずかしい。


でんでんのこと




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