飼ってみて分かった事
- うるさ〜い!
買って帰って籠に移すのに、
そりゃーもう大騒ぎ(人もモモンガも)、
クマゼミが早回しで鳴いたような声で、思いっきり威嚇します。(クマゼミを手で持ったことがありますか?)
噛まれないように皮手袋が必要です。
やっと落ち着いて静かになったと思ったら、今度はアンアンと子犬のような声で鳴きます。
どうやら仲間を呼んでいるようです。放って置くと一時間ぐらいはやっています。
そんな時は明るくすると静かになります。 …でも少し可哀想です。
- 余り臭くない
掃除しないと人間でも臭くなります(当たり前)。 週一ぐらいで掃除すれば、殆んど気になりません。
一日中部屋を締め切って夕方帰るとさすがに、少し臭います。
食べるものにも関係あるようです。 一匹一匹食べ物に好き嫌いがあります。
今まで二十数匹里子に出しましたが、煮干とか食べると臭くなる様です。
- 臆病
まず、さっぱり 巣から出てきません。
動物は赤い光が見えないので、部屋を暗くして赤いキャップのついた懐中電灯を片手に、息を殺していました。
すると…、出てきました、思うつぼです。可愛いです、見事な毛並みです。
でも触れません。
- 子供が生まれる
つがいで飼うと、当たり前の話ですが…
四ヶ月ほどたったある日、シビシビ小さな音がします。 モモンガの籠の方です。
ワーオ!これってば赤ちゃん? メスのモモリのお腹に赤裸の仔モモンガが二匹くっついています。
胴の長さが2センチくらいで小さなミミズが丸まったようなシッポがついています。
当然、袋に入っているときは、袋は膨らんでいます。
……本には、しょっちゆう覗いてはいけない!と書いてあります。分かってます、そんなこと…
こんな滅多に無い、珍しいこと我慢できません。それが人情でしょう (違うかも?)
やってしまいました…、一匹外に転がっています。モモリは面倒をみようとしません。
匂いが着いたらいけないので、割り箸とテイッシュで巣に戻しましたがだめでした。
そして一匹残った仔が、メスのピピリです。
そして、今思うと、これは非常に変わった子で、運命の出会いでした。
- 里親 その1
どんどん子供を産みます(年に二回から三回)、と言っても大抵二匹です。三回に一回くらいは一匹です。
そうするとそんなにうちでは面倒みきれません。
親戚に連れていくと、当然子供が飼いたいといいます。
「そうですか、それでは宜しくお願いします。」
表紙へ戻る 怪しい翻訳 慣れてみて分かった事 フクロモモンガの魅力